東京・青梅市のメディカルアロマ・リンパ・ヘッドスパ【女性限定・完全個室】

自分の職業のことを「セラピスト」というと
なんかすました感じなのでなかなか言いにくいのですが
別の分かりやすい言い方だと、マッサージ師?マッサージ屋さん?
ただ「マッサージ」という言葉は、正確にはあん摩マッサージ指圧師という
国家資格をとった人しか使えないので、それも違う…
 
自分の今の職業をひと言で表すのに、いちいち迷います。
「セラピスト」というと、カウンセラーみたいな方のイメージもあったり。
 
一応「セラピスト」をググりますと
”心身のストレスや不調を抱える人に対して、さまざまな技法で癒しを与え、症状を軽減・改善に導く仕事”
とあったので、まぁ「セラピスト」で間違ってはなさそうです。
 
この仕事を始めたのは、子育てが始まってからのことで
独身時代は、ずっと食関連の仕事ばかりで全く違う畑でした。
産後はじめて、そろそろ仕事したいなぁと職探しを始めたときに、
ほんの軽い気持ちで挑戦してみたのがきっかけで、
当時は人の肩もみしてて「こってる?」って聞かれても全く分かりません、という
本当に素人からスタートしました。
 
始めてみたら想像以上に楽しくてやりがいのある仕事に、どんどんのめりこんでいき
今年で8年目を迎えることに自分でも少々驚いています。
 
よく皆さんに、
何時間もマッサージしてて疲れないんですかと訊かれますが、
実はそこまで重労働でもないんです。
昔オフィスワークしていた頃と比べても同じくらい?という体感。
飲食店の店員やっていたときのランチタイムの方がよっぽどハードで、毎日くたくたでした。
 
私は接客業がとても好きなのですが
飲食店のようなスピード感、大量の情報処理、正確さを求められる仕事はどうも劣等生で
1人のお客様とじっくり深く向き合えるこの仕事は、自分にとてもフィットしています。
 
カラダの硬い部分をとらえてほぐしていくという作業は一見単純ですが
気がつくと没頭して時間が足りなくなるほどで、気持ちとしてはいくらでも出来る気がします。
当店には180分というメニューがあるのですが、あっという間に終わってしまうことも。
 
陶芸家がずっと土に触っていても飽きないような、
そんな感覚に似ているような気もします(陶芸やったことないですが…)
 
それに、この仕事の凄いところは、
人様のお役に立てた、とダイレクトに感じることができることです。
医者でもないのに、カラダの不調を多少和らげることができるかもしれないことです。
 
そのために医療関係の知識は日々蓄積&更新が必要ですが、
勉強すればするほどお客様の悩みに役立てる武器が増えていくので
どんどんハマっていきます。
しかしさすがに医療の世界は深く果てしないので
こんなことなら家政学科でなくて医療系を学んでおけばよかったと残念です…
 
もう一つ面白いのが、日々施術を繰り返す中で
今まで分かっていなかった感覚が、いつまにか分かるようになった!という
たとえば自転車に乗れるようになった感覚が(もっと小さくて地味な進歩ですけど)
それが毎年のようにアップグレードされていくワクワクがまた楽しい。
 
指の感覚の精度は、やればやるほど進歩していきます。
この先視覚を失ったとしても、この仕事はできそうな気がします。
逆に「手」を失ったらおしまいなので
「手タレ」のごとく、手を大事にしなくちゃと今また思いました。
(すぐそのことを忘れてしまいます)
 
それにやっぱり
施術後に「あ~軽くなった!」と言っていただけたときの充足感
社交辞令でなく本当にお役に立てたっぽいときは、こちらまで嬉しくて
「お代はいらないです」と言ってしまいそうになります。
(我が家の家計も余裕はないので、やはりお代はいただきたいのですが)
 
これまで結構多様な職場・職種に従事してきた(フラフラしてたともいう)のですが
断トツでこの仕事が好きになりました。
天職に出会えたかもしれないありがたさを感じつつ、
皆さんに、特に子育てママにはこの仕事をおススメします!
 
この業界はたいてい時給ではなく歩合制(施術した分)なので
他のセラピストに仕事を譲って、急なこどものお迎えにも早退しやすかったり
独立して自宅で働けるようになってからは、さらに自由が効きます。
 
たしかに、向き・不向きはあると思いますが、
きっと半分くらいの方は練習すればツボを押さえられるようになると思います。
 
私自身、手を使う細かい作業はかなり不得意で
今も苦手なんですけど、ツボを感知する能力はまた別の感覚のようです。
 
この仕事を長く続けていくために、
「手」を大事にしたいと思います。。

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