まだまだありますアロマの落し穴。
特にご自宅に猫ちゃんや鳥を飼っている方!ご注意ください!
■猫にアロマはご注意を
イタヅラで精油の瓶を開けてしまうことがないように保管場所に注意するのはもちろんですが、特にネコちゃんを飼っているご家庭、ご注意ください。
1990年代にティーツリー配合のシャンプー等を使った後の中毒事例が多く報告されました。それから研究が進み、ネコ科の動物には精油を代謝できる働きが肝臓にないことが分かってきました。トリートメントだけでなく、ディフューザーによる芳香浴でも具合が悪くなる事例もあるようです。
これは猫が肉食動物だから、ということに由来するようです。草食動物に比べて腸がとても短く2mしかないんだそう。(牛はなんと50mです)
それではワンちゃんは?というと
犬は本来肉食ですが、人間との暮らしの歴史が長いため穀物を消化できる器官が長年かけて作られてきたそうです。ただ、人間と比べてカラダが小さいので(小型犬なんて特に!子犬や老犬も同じく許容量は減ります)、その分使う精油量も減らさないといけません。
また、インコもディフューザーが原因で死亡する例が少なからず報告されています。
本格調査は行われていないので、どの成分が原因など因果関係は判明していないのですが、鳥の呼吸器系は哺乳類のものと比べてかなり複雑な構造になっていてデリケートな部分なんだそうです。
かつて炭鉱内で、毒ガス探知機としてカナリヤが使われていた歴史もあります。人間よりもその複雑かつ高性能な呼吸器をもつがゆえに、空気中の成分の影響を受けすぎてしまうことがゆえんかもしれません。
鳥を飼っている方は、念のためアロマの使用は避けた方がよいようです。
■植物のチカラ
精油は危険!
と言いたい訳ではなく、
想像以上にそのチカラは結構すごい。
ということなのです。
良くも悪くも。
そういえばトリカブトもマリファナも、
植物から作られている。
コカインもタバコも…すべて植物。
自然界のもの、植物たちをあなどってはいけないのです。
科学が発達する前まで、昔の人々は自然界のものを薬として頼ってきました。
私もアロマのことを学びだしてから、
植物のもつパワーのもの凄さを何度も目の当たりにして、アロマセラピーにのめり込んでいきました。
ただ、しかしっ!
植物由来=安心&安全 ではない!
ということをまず知っていただきたくて。
おいしい情報だけをうのみにして、正しい知識がないまま間違った使用をして命にかかわる重大な事件が起きたりすると、アロマに対するゆがんだ偏見が生まれたり、法規制がかかって精油が自由に購入できなくなる可能性もあるかもしれません…
そういったことを懸念して、あまり知られていない注意事項を今回まとめてみました。
なので、ごく一般的なアロマの使用方法についての注意事項までは今回あえて記載しておりませんので、必ず本やネットでご確認くださいね。
でも注意事項って、飛ばし読みしますよね…
しかも精油については結構いろんな禁忌事項がたっくさんあって、途中で訳わからなくなるんですよね…
そういう時は、わたしたち専門家にぜひお任せください笑